美白化粧水を選ぶ時には、有効成分を確認する必要があります。なぜなら、白や青のボトルで美白を連想させる化粧水であっても、実際はそうではなく、普通の保湿化粧水の場合もあるからです。有効成分には、代表的なものでビタミンC誘導体、トラネキサム酸、アルブチンがあり、その他にはエラグ酸やカモミラET、ルシノール、コウジ酸、プラセンタエキス、4MSK(4-メトキシサリチル酸カリウム塩)があります。これらは国から認可を受けている美白有効成分です。
製品の成分表に記載される場合、トラネキサム酸はm-トラネキサム酸、アルブチンはα-アルブチン、ルシノールでは4-n-ブチルレゾルシノールとなっている場合があります。美白有効成分の中には、水と相性の良いものと、油と相性の良いものがあります。中でもビタミンC誘導体は水との相性が良く、化粧水に配合すると角質への浸透も高く、よく使われています。一般的な美白化粧水は、できてしまったシミを消すというよりも、今後表面に浮き出てくる可能性のあるシミに対処する働きや、肌のくすみを改善する働きを持つと考える方が良いです。
特別な美容液でなくとも、予防として毎日使い続けることで、将来のシミやくすみを抑制できるというものです。効果が高く人気のあるハイドロキノンは、まだ認められていない成分です。肌の漂白剤とも言われるほどですが、肌刺激を受けやすく、簡単に使用することができません。使用したい場合は専門医に相談する必要があります。