クラウドにシステムを対応させる

システムと言えば物理的なハードウエアとソフトウエアからなる場合が多かったのですが、最近増えているのがクラウド対応です。ハードウエアを最小限にしてコスト削減と保守作業の効率化を図ることが目的となります。クラウドに対応させるのは主にサーバになります。アマゾンのAWSやグーグルのGCPなど時間で利用できるクラウドサービスが増えていますし、サーバに必要なサービスも格安で利用することができます。

システムをクラウドに対応させる際に気になるのが即応性です。サーバはすぐに用意できるとはいえ、利用者がクラウドとの通信が遅いと意味がありません。しかし、アマゾンやグーグルを含め、さまざまなクラウド事業者が日本にサーバを置いていることもあり、北海道でも沖縄からでも快適にクラウド上のシステムを利用できるようになっています。またクラウドを利用することで災害時に本社機能が失われた場合でもインターネットが使える場所なら業務を遂行できるメリットは東北大震災以降強く考える企業が増えています。

クラウドを使い、必要に応じてサーバを増やし、クライアントの保守だけで済み、また、災害時の復旧も比較的早く済むため大企業はもとより中小企業でも採用が進んでいます。保守面で考えるとサーバの電気代も重要ですが、数年毎に必要になるハードウエアのリプレース費用がいらない点も重要です。また、突然の故障もないためにエンジニアをシステム開発に集中させられるメリットも大きいと考えられています

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